「器が大きい人物」を装う超・簡単な方法

その手口とは「人前で多少いいかげんに振舞う」ことです。
これは「器の大きな人は、小さなことでセコセコしない」という世間のイメージに漬け込む手口です。
真面目な人がこれを演技で実行する場合はかなりの労力を必要としますが、生来がいい加減な人の場合なら、演技なんぞ不要で、ありのままの自分を押し通すだけで成立するわけですから、楽なものです。

残念ながら、いいかげん過ぎたり、個性的過ぎたりで、社会に馴染めなかった者が、自分よりも弱い者を餌食にする形で、不登校・引きこもり支援「産業」に参入する図式が存在する事は否定できません。

この「人前で多少いいかげんに振舞う事で、器の大きな人間を装う手口」は、一般社会人が顧客の場合、さじ加減を誤ると「いいかげんで信用ならぬ人間・団体」というふうに、仕手側の評価を押し下げるレッテルを顧客側から貼られるリスクが伴います。

ところが、人を見る目が養われていない・社会経験の乏しい不登校・引きこもり等の人々、子供の心配に明け暮れ精神的に疲れている親御さんを「カモにする」場合は、この手口の実行で生じる仕手側のリスクは極端に減少し、言わば仕手側にとって明らかなローリスク・ハイリターンの構図が生まれ、仕手側にとっては良い事づくめの手口です。
支援団体選びの際は、支援者を気取る側には、このような手口が存在する例にもご注意下さい。

「人間的に器が大きい」のと「やること成すことイイカゲン尽くし」は雲泥の差であり、その差は支援結果にも如実に現れることでしょう。
最悪の場合、人命をも奪いかねません。