NPO不登校情報センターのNPO解散-KHJ家族会の支部になるか検討中

「こっそり消滅」「ヤリ逃げ」「逃げ得」を糾弾します

不登校情報センター公式ブログ「引きこもり居場所便り」の2016年7月6日付け投稿「KHJ家族会の支部になるか検討中です」において、「こっそり」と重大な記述がなされました。重要部を挙げると
1.不登校情報センターは、NPO法人を辞める手続きを「既に」開始している。

2.不登校情報センター単独での継続はせず、「KHJ親の会」の支部として継続する案を検討中であり、「KHJ親の会の支部」に成る為には、年齢・立場別に存在する複数の会を全て「親の会」に統合する必要がある。
・・・となります。

「1.」においては、「東京都所轄ですが、法務省所轄の登記所で行います。いったん登記所に出向き、そこでもらった書類を東京都に提出し、もういちど登記所で手続きをするというものです。かなりの時間を要します。」との記述が有り、記述をそのまま解釈すると「時間の掛かる諸手続きをこれから開始する」と読み取れますが、実は、既に今回の記事「KHJ家族会の支部になるか検討中です」の投稿日の3ヶ月以上も前の2016年3月28日」に不登校情報センターは「解散理由:社員の欠乏(法第31条第1項第4号)」を理由に書類上は解散している事が、内閣府NPOデータベースに記載されており、不登校情報センターはこの事実を隠したまま、公式ホームページ上で「NPO法人不登校情報センター」を名乗り続け、事実と異なる看板を掲げたまま3ヶ月以上も運営を継続してきました。今頃発表というのは「非常にわざとらしい、モロに反則の後出しジャンケン」の感をぬぐえません。

「2.」の「KHJ家族会の支部へ移行する案」においては、不登校情報センターウェブサイトのほぼ全ページに掲載されている、グーグル、アマゾン、A8ネット等と契約しているクリック広告・アフィリエイトから不登校情報センターが得た(恐らく支払いや収支報告もせず放置されているであろう)ホームページからの収益をどう「清算」するか――これまで多額の不払い・未払いが発生していると見られる不登校情報センターのサイト制作に従事した有償ボランティア者への支払いをどうするのか、はたまた「『居場所』ワーク」「大人の●●『教室』」だから給料を支払わず、他団体のように居場所の利用料や教室の授業料を徴収している体制へと、なし崩しに移行しているという解釈をぶち上げ、トンズラを決め込むのかが注目されます。

また、「KHJ家族会の支部へ移行した場合」、ホームページから発生する広告・アフィリエイト収益の分配、看板を貸す事になるKHJ家族会へのシノギ分配は発生するのか、KHJ家族会の類似サービスと競合する「居場所フリースペース」「訪問サポート・トカネット」の利用料の不均衡はどう是正されるのか、KHJの支部になるための上納金・・・じゃなくて「年会費2万〜5万円+寄付(各団体の会員数による)」は誰が払うのか、「親の会」と「当事者の会」を統合するとは言うものの「親の会」はKHJ傘下になるとしても「当事者の会」はどうするの?・・・などなど疑問点を挙げればキリがありません。

なお、「KHJ家族会の支部になるか検討中です」の全文「1.〜5.」には不登校情報センターのアイデンディティに関わる重要部分の記述が全く有りません。「親の会も、当事者の会も、形を変えて存続します」という主旨は分かるのですが、「それで? だから? ある部分の回答には全くなってないのだけど」という事です。あまりエサを与えたくないので、具体的な指摘は致しません。楽観主義の方は「松田さんはちゃんと考えてくれている」等と、いの一番に思われるでしょうが、当の「松田さん」が、あまりに楽観主義者であり過ぎるため「実は何も考えていらっしゃらない」「悪意が無くても老衰で考えている余裕も無い」とみるのが現実的でしょう(松田代表の老衰と、後継者不在――後継者を育てる能力が無い、というよりは「オレ自身が楽しみの為にやっていた団体だから、オレが動けなくなったら別にどうなってもいい」という松田代表の姿勢が、今回のNPO解散・KHJ傘下に入る計画――実際その段階になったら、親も当事者も振り回され、色々な後始末をさせられる事に気付く――の元凶でしょう)。


そして、不登校情報センターがNPOを辞めたという顛末は、本当に意識的かつ建設的に行われた行為なのでしょうか。ネット検索すると、近年においても、不登校情報センターは、NPO法人が提出を義務付けられている「事業報告書」の提出を怠っている状況が見て取れます。「事業報告書の未提出の繰り返しによるNPO法人格の取り消し」という不名誉な事態を回避する為のNPO解散なのではないか?との推測も説得力が増します。
(恐らく、運営不備を起因とした行政によるNPO法人格の取り消し=懲戒免職NPO法人格の自主的解散=依願退職、ぐらいの社会的意味合いの違いが有るものと思われます。「卒業生」の履歴書に配慮して「不名誉な事態」を避けたようにも見えますが、残念ながらホワイト優良企業の人事部ほど、この工作行為には容易に気付き、事前に滑り込めた場合はまだしも、「NPO詐称まがいを平然と行う胡散臭い団体を、職歴として平気で書けるような危ない人は採用しないほうが得策」との結論に至るでしょう。

これを大団円の発展的解消などと解釈して誤魔化されてはいけません。
好き勝手やってきた代表の「後は任せた、後は知らん」の論法である事を見抜かなければなりません。

「不登校情報センター・理事長の松田氏」というセット表現について


不登校情報センター・理事長の松田氏」というセット表現について、当サイトでは、特別な意味を込めて用いています。

●「不登校情報センターの理事長松田氏」という社会的立場に対して苦言しているのであって、松田氏個人を全否定する意図はない
様々な事象から判断すると「支援者に向いていない」のにも関わらず支援者を続けているのが誠に残念なのであり、もし松田氏が別分野の事業を成していたなら、
国土地理院からヘッドハンティングされそうな特定分野に秀でた知識、ネット検索をすれば馬鹿でも専門家を気取れるような現代と違う「インターネットの無い時代」に新聞記事の地道なスクラップから、有名作家M上龍による「職業に貴せんアリ」と言わんばかりの『中二病ハローワーク』を凌駕する、公平無比な職業辞典を1人で書き上げるような根気と編集能力を大いに開花させ、真の意味で社会に大貢献していたかもしれません。
他にも私などが知らない長所を沢山お持ちなのかもしれませんが、唯一、ただ一点、そこだけ、引きこもり支援者としてはお察しくださいと言わざるを得ません。自分の心にウソはつけません。(「お察しください」の意味が分からない方はこちらを、それでも分からない方はこちらをクリック)。
支援者としてではなく、趣味が合えば「話し相手」「年齢のちょいと離れたトモダチ」としての関係性に留められるなら十分アリかもしれません。
ただし、支援だと思っていない何気ない会話・文通・メール等の内容を、「支援行為」と見做され、べつだん本人の許可を取ることなく、ネットや書籍やNPO維持の為の成果として宣伝・利用されるケースを不快に感じる方は、他の支援者をあたられたほうが精神衛生上よろしいかと思います。
また、NPO不登校情報センターとの間で何らかのトラブルに遭い、泣き寝入りを選ばずに抵抗した場合、同センターはNPOだから法令順守で運営かというとそうとも言い切れず、一部の個人商店が法務局の中止要請を無視して万引き客の顔写真を店内に張り出すが如く、仮に私刑行為であってもネット上の不公正を正すと称して(但し不登校情報センターをベタ褒めする事によって生じた不公正さは除く)ネット上の公正を乱した者に対し、ネット上への実名公表を積極的に行う方針ですので、この点に不満や不安のある方は利用を控えた方が無難でしょう、100%検閲者の心を読み、100%検閲合格なんて不可能ですから…

●「こういう事業に向いていない松田氏がリーダーをしているため」不登校情報センターは歪んでしまっている
組織で最も責任が重いのはリーダーです。部下にも「意見上申」の役割はありますが、理事長の部下たる引きこもり当事者達にそれを求めるのは極めて難易度が高いです。一般的な組織と比べ構造が非常に特異である点を知らしめ、理事長の責任を強調しつつ通所者の責任は大幅に軽減する手段として、「不登校情報センター・理事長の松田氏」というセット表現を多用しています。

●理事長職が、こういう事業に向いている別の方に交代すれば、不登校情報センターは、良い方向に生まれ変わるかもしれない
不登校情報センター・理事長の松田氏」というセット表現を用いれば、適任者へ理事長が交代して事態が改善された場合、「過去の事態」として対処でき、
また、どういう運営をすれば支援団体が歪むかという知見・教訓を後世に伝える事ができます。例えばドイツ第三帝国時代を「ナチスドイツ」と表記して他の時代と区別するのと同じです。(※念のため述べておきますと、不登校情報センターがナチス党、松田氏がヒトラー総統だと言いたい訳ではありません。浅学ゆえ、他に適当な例えが見つからないだけの事です。それが証拠に、ナチスは障害者を大量虐殺しましたが、松田理事長は逆に「向精神薬に頼らない治療法的なものの実験台 好例がここにあることを証明してやる」的に熱意をもっておられます)



何より執筆者が最も恐れているのは、不登校情報センターさえ避ければ問題ない」という、自身のアタマで考えることを放棄した単純思考に読者が陥る事です。そこで起こっている事は、引きこもり支援の構造上、他所でも十分起こり得ると考えられるからです。
安易に救世主を求めず、辛くても思考停止に埋没することなく、支援団体は、ちゃんと慎重に選んでください。
そうしないと、心がケンコーな人は写真のようなお薬を飲む破目になったり、既に飲まれている方はお薬の量が増える破目になるかもしれません。
(なお極一部の団体は「飲むな」と騒ぐ場合がありますが、医師の指示監督なき状態で勝手に服用を中止すると大きな副作用が出ますので(自己判断の服用中止による副作用を以て「これだから精神薬は良くない」と騒ぎ立てるケースも)、「素人のアドバイス」を鵜呑みにせず、まず主治医に相談し、主治医が信頼できないならセカンド・ドクターを見つけて下さい)。

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』と、苦言という手段が封じられた異常な「引きこもり支援業界」

上記の投稿タイトルは、普通に読めば何かのパロディだとは全く想像もつかないでしょうが、
実は『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』(小学館ガガガ文庫。第6回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作)という、ライトノベル作品名を由来としたパロディです。
大賞受賞作という事でアニメ化もされました(ただし、作品名に反して下ネタ発言が非常に多い為、子どもが見ないように深夜帯での放映でしたが)。

小説の舞台は、行き過ぎた監視社会が到来した近未来。
公序良俗の健全育成に関する法律」が制定され、行き過ぎた法整備と、その徹底遵守により、世界一の健全な風紀を手に入れた「キレイな国・日本」。
全国民に、超小型コンピュータ端末の装着が義務付けられ、発言内容を検閲するために首に装着するタイプ=首輪型と、手の動きを検閲する為に手首に装着するタイプ=腕輪と言うよりは役割的には手錠型、さらには「エイチ禁止法」施行のために股間に装着するパンツ型(貞操帯)まで義務化されようとしている社会(科学技術が高度に発達した未来社会なので、不妊に悩まされる事はないかもしれないが、妊娠に際しての性交や、体外受精に際しての射精も不要になっていると思われる)。
発言内容は全て検閲される為、人々は代替単語の使用を余儀なくされ、例えば男性器のことを「マツタケ」「キノコ」などと言い換え、手の動きも検閲されるためエッチな絵(いわゆるエロ漫画的なイラストにとどまらず、同性愛、フェティシズムなども)を描く事もできない社会。

公序良俗の健全育成」に名を借りた圧制であると感じた人々が「下ネタ・テロ」を起こす、というお話です(公衆の面前で「下ネタ」を連呼・絶叫するだけで「極めて危険なテロリスト」として扱われるため、誰も殺傷せずに「大規模テロ」を起こせる)。

作品が大賞を受賞したであろう本質は、テロ集団リーダーの以下のセリフにも凝縮されていると思われます。

「ろくに、○ンコも●ンコも 叫べない世の中で、心の底から笑えると思う?

前置きが長くなりましたが、上記のセリフに当てはめれば、

「引きこもり支援団体に苦言を呈せない世の中で、引きこもり支援の質的向上が図れると思いますか?」

・・・です。

こんな世の中では「引きこもりが、心の底から笑える日々」は到来しないと思います。※引きこもりの方で一定のコミュニケーション能力がある方は、優しいというか、サービス精神が意外にありますので、面白くない話でも笑い、相手に調子を合わせるので、「能力不足の支援者」は「支援効果が上がっている」と早合点して悦に入ります。

こう書くのは、NPO不登校情報センターが、2011年に続きまたもや「NPO不登校情報センターが気に入らない内容を書いたと目される人物の個人情報をネット上に公開暴露すると予告」している事が明らかに成ったからです。

はっきり言いまして、引きこもり支援業界は、支援団体側が利用者の「氏名、住所、年齢に留まらず、細かな引きこもりに至る経緯から、その後の経過まで詳細に把握する傾向」があります。お店で現金で買い物をしても顧客の「氏名、住所、年齢」が明かされる事がないのと大違いです。

加えて、支援団体の利用者は引きこもりである自分を恥ずかしいと感じているからこそ、外出を控える傾向があったりで、「これまで蓄積した個人情報をネットに公開してやる」という脅しや、それによる社会的抹殺が、いとも簡単に可能なため、ひきこもり支援団体は実に恐ろしい側面を持っている、諸刃の剣なのです。

このような事が可能なのは、何もNPO不登校情報センターに限った事ではなく、あらゆる引きこもり支援団体で可能です。
ですので、「団体名 口コミ」「団体名 評判」などでネット検索しても、多くの場合、良い評判しか書かれていない事態が発生しているものと思われます。
ネット上に書かれている「ひきこもり支援団体に関する良い評判」は、通常よりもさらにメディアリテラシーを強化した上で見ないと、あるいはアテにしないほうが良いかもしれません。

しかし、自分の目で確かめる為に、実際に通う場合は、個人情報の開示を請求されますので、仮に嫌な思いをしても、泣き寝入りする覚悟が必要と言わざるを得ないかもしれません。
どうしても泣き寝入りしたくないなら、通っている最中に「この団体は危ないかも」と思いつつ、次の場所を見つけられずに通わざるを得ないとしたら、ブラック企業パワハラモラハラ証拠集めの如く、スマホ等の録音機能を活用したり、毎日日記をつけたり等、臨戦態勢で通う必要があるでしょう。

これまで「福祉や、ひきこもり等の弱者支援に関わる人間に悪い人は居ない」という性善説を主柱として、ひきこもり支援業界は当事者や家族から「信頼」を得て、やってきたように思います。
しかし、老人ホーム、精神病院、障害者の作業所等での虐待、暴行が続けて報道され遅まきながら、社会の認識は変わろうとしています。

但し昔からこの3分野の弱者は事件・虐待の餌食になっており、1998年に放映された売れっ子脚本家によるドラマ「聖者の行進」は、知的障害者を社会貢献と称して雇用していた企業が障害者たちを虐待・暴行・強姦した「水戸事件」をモチーフとしています。この事件では「被害を受けた日時や状況を正確に証言出来る被害者が少ない」として、世間一般の認識よりも軽い刑罰が下され、判決に激高した原告障害者を支援する人々が被告よりも重い罪を受けるという、非常にやりきれない展開となりました。「正確に証言」するためにも、あらゆる支援団体に通う人は、とりあえず日記をつけることが推奨されます(特に何か問題に巻き込まれている、またはそう予見できる場合は「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識して記録する事が大切です。


そして、不登校情報センターも取得している「NPO法人格」。
NPOというだけで良いイメージ・無条件に信頼できるイメージを持つ一般市民も多い事でしょうが、実は、東京都のホームページ内にあるNPO法人検索ページには、「平和ボケ教・性善説教の熱心な信者が震え上がる」恐ろしい言葉が載っています。


(注)
ここで掲げられている法人の活動に対して、行政がお墨付きを与えているわけではありません。
市民が行う自由な社会貢献活動は、行政による監督ではなく、市民によってチェックされることが望ましいという考えから、 NPO法では法人に情報公開を義務づけるとともに、縦覧・閲覧制度を取り入れています。
したがって、この法人制度は、所轄庁が「お墨付き」を与えるというものではなく、個々のNPO法人の信用は、 法人の活動実績、情報公開等により、自ら築き上げることになります。

つまり、「行政が団体をNPO法人として認めるのは性善説に基づいてであり、細かいことは市民が自分の目でチェックしてネ、市民活動というのはそういうものですヨ」という事になります。

※追記1
歯科医が末期がん治療、自作の薬剤投与 無資格行為で逮捕」(さらに共犯者と思われる指定暴力団員のNPO法人代表も逮捕)された事件について、国際弁護士の八代英輝氏はTBSの番組内で「NPO法人は設立が容易」ともコメントされています。

※追記2
不登校情報センター公式ブログ『引きこもり居場所便り』内の投稿
就職面接時に情報センターをどう説明するのか迷う」によると
就職面接で「(貴方が職歴として書いた)不登校情報センターとはどういう組織なのか」との問いに対して「不登校・ひきこもりを支援している団体です」と応えたものの面接官から理解されなかった、との記述がありますが、この発言内容は、不登校情報センターのNPO設立申請時および設立後のNPO情報の「目的」欄に書かれている内容を短縮したものです。
http://megalodon.jp/2016-0313-1519-23/www.npo-hiroba.or.jp/search/zoom.php?pk=75955
【この法人は、不登校、引きこもり等対人関係に不安をもつ人と家族に対する相談、情報提供、仕事起こしなどの支援を行い、また一般市民への不登校・引きこもりの意味、支援活動の必要性などの理解を広げる活動をすることにより、不登校、引きこもり等対人関係に不安をもつ人が、社会の一員として生活できるようにすることを目的とする。】

つまり、就職面接という一般社会の場では漠然として通用しない文言を提出しても、お役所からNPO設立は認可されるという事であり、NPO設立の容易さを物語っています。

都庁のホームページには「個々のNPO法人の信用は法人の活動実績、情報公開等により、自ら築き上げることになります」とありますが、残念ながら、これには良い方法と、悪い方法があります。

NPO法人の信用を築き上げる良い方法
お役所がアドバイスしている、上記に書いてある通りのことを実行する。
NPO法人の「信用を築き上げる」悪い方法
悪い評判が立たないよう、関わった者に対して「個人情報をネットに公開するぞ」等と脅して口封じをする。
残念ながら、必然的に利用者のデリケートな個人情報を握る引きこもり支援団体は、構造的に下段に書いた「悪い方法」が容易に実行できる環境が整っているのです。それを防ぐのは「性善説」という、非常に頼りなく強制力もない、個人(特に代表独裁の傾向が強い団体なら尚更)のさじ加減にのみ依存する、極めて脆弱な倫理コントロールの仕組みしか存在しないのが現状です。

私よりも人生経験・教養が豊かな方が「インターネットが普及し、情報の高速化・広域化の著しい現代では『おかしな事、いいかげんな事』ばかりしてる支援団体は市場淘汰されていくのでは」と仰っていましたが、「世間から差別偏見を受けかねないデリケートな利用者の個人情報を掌握し、利用者の生殺与奪を握る引きこもり支援業界」の場合、残念ながら、その市場淘汰は起きないのではないかと思います。もとより利用者を殺傷する刑事事件を起こしてさえも潰れない「支援」団体は複数あります。

低年金・母子家庭のリアル-不登校情報センターが希望を絶つ

※いちばん伝えたい事なので、この投稿が常に画面のトップに来るように投稿年月日を調整しています。

不登校情報センターの幹部が、『独身・無職者のリアル 』という新書を扶桑社から出版したようなので、その書名を皮肉ったタイトルをつけました。
以下は、母の年金額です。

年金は偶数月に2月分、まとめて支給されるので、月あたり2千円ちょっとです。
うちは、いわゆる「離婚した場合の年金分割の仕組み」が導入される前に離婚しているので、この額になります。
国民年金は、仮に満額貰えても月6万5千円なので、親子二人(しかも母親は高齢化し持病で薬も服用している)が暮らしていくには無理がある金額です。
現在は、母が、老体に鞭を打ち、なんとか働いてくれているので、ギリギリ路頭に迷わずに済んでいるだけで、我が親子の破滅は時間の問題です。
このまま野たれ死んだのでは、「死人に口無し」の状態になりますので、この維持費の掛からない無料ブログにアップします。

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ひきこもり拉致業者の被害者「ケア無く、ただ話を聞くだけ」←松田某氏と同じですが何か

この頃、高齢化した引きこもりの子を持つ親の焦りに漬け込み、「うちで入寮させて色々と教育ケアして社会復帰させてみせる」との甘言を弄し、親に高額な料金を支払らわせて、ひきこもり本人を、誘拐常習犯や北朝鮮工作員のような「あざやかな手口」で拉致して寮に監禁・軟禁し、飢え死にしない程度の食事を与えて、ろくに支援もせずに放置し、反抗すれば暴力で黙らせる・・・といった手法をとる複数の悪質な業者がメディアで取り上げられています。少なくとも、NHK、TBS、フジテレビなどが報じています。

以下のお二方がテレビ取材で話された内容は酷似しています。曰く、業者から「とりあえず外で話をしよう」と言葉巧みに外へ連れ出され、すると業者の車が急に玄関前に滑り込んできて、間髪いれずに車に押し込まれて拉致されてしまったそうです。業者の隙を見て寮(アパート)から脱走、自宅の親の目の前で「今、業者に息子(娘)は元気ですか? と電話してみて!」。すると業者は、本人は脱走して実家の親の前に居るというのに「元気にやっていますよ」と応答・・・悪徳ひきこもり支援業者の嘘が証明された瞬間でした。

取材に応じた被害男性「支援は必要だと思うけど、そういう事は全然されていない」

そして、業者に支援料金として約600万円を支払わされ、拉致・暴力被害などによりPTSDを負い、業者を相手取り裁判に踏み切った被害女性「ケアとかは無く、ただ話を聞くだけだった」

「ケアとかは無く、ただ話を聞くだけだった」
やたらと「居場所が大事」を繰り返し、「ひきこもりの居場所」を水戸黄門の印籠のように振りかざす残念な「支援」団体・・・残念ながら不登校情報センター以外にも多くあります、というか増えている気がします。

恐るべきことに「ひきこもりの居場所づくり」というワードを振りかざせば、どんなド素人・社会不適応者・意識高い系でも「社会起業家を気取れる」という悪知恵が世間に知れ渡ってしまったようです。その悪知恵を世間の底辺にいる「そういう悪知恵に敏感で、悪知恵を活用したがる精神的に残念な人々」に周知させてしまった主犯格の中に、20年以上もそのような活動を続けている不登校情報センターは、もちろん含まれると考えて間違いないでしょう。

中でも不登校情報センターは、居場所ワークなどと称して、膨大なページ数のホームページ制作を引きこもり当事者に手伝わせている点が特徴的です。

曰く「入会金3000円、年会費6000円。会員には作業量に応じて作業費を支払います。(以上!キリッ ドヤッ)」だそう。
NPO法人ではなくなったのに、なぜ会員制度が存続しているのか?
不登校情報センターは、居場所商法というか「新手の内職商法」のようにも見えます。
世の中には、給料よりもはるかに高額な会費・教材費・登録料等で悪銭を稼ぐ「内職商法」が存在します。
残念ながら不登校情報センターには「ひきこもり相手の内職商法」疑惑を払拭できるだけの情報がまともに掲載されておりません。


ひきこもり支援において「居場所づくり」は、「有力なステップ」には成りえます。
しかし、有力なステップとは「数ある支援段階の一部である」場合において有効に機能するという意味であり、
「居場所は大切」を連呼するのみで、しかし居場所の先に何の支援の手立ても無いとなれば、単なる問題の先送りでしかありません。
ハシゴを外されるのではなく、初めからハシゴなど作ろうとしない姿勢、そういう問題の先送りのツケが、40代・50代は当たり前、引きこもりの親も70代・80代が当たり前という今日の「ひきこもり高齢化」となって現れています。
明らかに引きこもり本人が悪いのではなく、無責任な支援者たちが悪いのです。


「タイム・イズ・マネー」「時は金なり」。
この頃の悪質ひきこもり支援業者の報道で、高額な利用料金が注目されがちですが、無料または低額のひきこもりの居場所にしても「時間」を消費させられます。
人間には寿命が有り、時間は有限、特に高齢の引きこもり当事者ほど「時間」は貴重なはずです。
貴重な限られた人生の時間を、ド素人・社会不適応者・意識高い系の自称支援者の「自己満足」のために捧げてしまって、よいはずがありません。

もっとも引きこもり系の人の中には「自分の価値を否定する」「自分の価値が分からない」という人も多くいるでしょうから、「時間搾取の支援業者の被害に遭い易い」のです。
その部分に目をつぶり、「本人の意思を尊重する」などと弄しながら、嬉々として引きこもり本人の時間を搾取し続ける「自称穏健派」の支援団体も、金儲け引きこもり拉致業者も、結果的に大差はないと感じます。
高額な金銭被害や、(主に肉体的な)暴力被害は、親も引きこもり本人も比較的に短期間で異変・異常に気付きやすいですが、
「自称穏健派に時間を搾取される」という「被害」は何年も何十年も後になってから分かるものです。

金銭被害は、裁判で業者に賠償金を請求でき、失ったお金はまた稼げばよいという前向きな考え方も生まれるかもしれませんが、
「自称・穏健な支援業者の下で失った長い時間」に気付いたときの絶望感を想像すると、ぞっとします。あまりのショックと絶望感で引きこもり本人が自殺してしまえば、まさに「死人に口なし」で「倫理上の完全犯罪」の成立です。
とある支援団体で私は「利用歴・関わり歴の長い、複数の引きこもり当事者の自殺で葬儀に参列した」経験がありますが、自殺したアラフォーの高齢ひきこもりの方々の絶望とは、まさにそういう種類のものだったのではないかと今は思います。

救急車の粋な引きこもり対応策?を読んで呆れました

不登校情報センター公式ブログ「引きこもり居場所だより」の「救急車の粋な引きこもり対応策を聞きました」を読んで呆れました。
松田代表が目を付けている引きこもり当事者の中に「引きこもり生活のなかで、苦しくなると救急車に連絡をしている」方がいるらしいのです。「粋な引きこもり対応策」というのは、単なる「誤報」として片付けず、その日の隊の予定にあったのか、救急隊員用の訓練施設に、本人の意思を確かめた上で、ドライブのように連れ出してくれた・・・というものです。
もっとも、問題にしたいのは、引きこもり当事者の過去の行動よりも、不登校情報センター公式ブログでの取り上げ方です。
以前の時代なら「美談」として受け取られるエピソードでしょうが、今は単純にそうは行きません。現在では、高齢者増加による救急出動の増加や、軽症でも救急車を呼んでしまう市民のマナーの低下による「不急不要の出動の増加」(タクシー代が勿体無い、救急車で行くと優先的に診てくれる等々)により、救急車の供給が逼迫しており、「1出動あたり4万円の経費がかかる救急車を、海外の例に倣い有料化せよ」との声まで上がっています。
救急車は有料化すべきか(産経)

松田代表の投稿を、百万歩譲った視点で読んであげれば、「医師・カウンセラー・福祉関係者などの『引きこもりの支援に従事する専門家』以外の職業の方々にも、自身のお立場を生かした引きこもり支援は出来ます」と、広く社会の協力を呼びかけたいという意味もあるでしょう。
しかし、

これらは表立って知られることはないのですが、外出困難な引きこもりへの対応策としては貴重な対応策だと思います。救急隊の別の実例があれば教えてください。

と、あたかも救急車の積極的な活用「引きこもりで辛くなったら救急車を呼ぼう!」と、社会的に不適切な呼びかけを行っているようにも見えてしまいます。広く社会の共感を呼ぶどころか、支援団体代表としての見識を疑われ、非難を受けかねない――それは引きこもり支援活動全般や、引きこもり本人への社会的イメージの更なる悪化も招きかねない残念な投稿です。

「引きこもり支援の為なら、あらゆる手段は正当化される」とでもお思いなのでしょうか。
そう言えば「社会進歩のためなら、暴力による革命も正当化される」といった風潮が左翼にはあります。
両者に共通しているのは「目的達成にあらゆる手段を正当化する姿勢」です。
永遠の不景気や、成果主義や、格差社会や、年功序列の崩壊等の、弱者・一般市民にとって不安定極まりない社会状況下で、弱者保護や平等主義等を説いても左翼が支持されない理由の1つは、暴力革命の云々以前に、この硬直した姿勢に市民が愛想を尽かしているせいでしょう。
仮に左翼の方が、引きこもり支援団体を主宰されているなら、悪い意味での相乗効果が生まれ、本人がいかに隠し否定しようが「正しい活動をしている我々に周囲が協力するのは当然」という居丈高で独善的な雰囲気が滲み出て、心ある真っ当な協力者は現れないでしょう。それよか協力を申し出るのは「とにかくNPO活動と関わって経歴に箔付けをしたい」という怪しい人々しか寄ってこないでしょう。

万一、松田代表の文章にほだされて思わず救急隊を呼びたくなってしまった引きこもり当事者――特に「家事手伝い等」の逃げ口が無く、社会からの風当たりをより強く受けているであろう男性当事者の方々に僭越ながらアドバイスを致します。
「今や30代、40代は当たり前という、引きこもり当事者の高齢化」が指摘されている中、もし、来てくれた救急隊員が20代等、貴方より年下だったら、貴方はプライドを維持できますか? 相手が、医師やカウンセラーや福祉関係者なら「そういう仕事だから」と、比較的割り切りやすいかもしれませんが、「本来の目的外で救急車を呼んでしまった」となると、より引きこもり当事者は、自身よりも若くて力強くて人命救助のプロ・社会のヒーローたる救急隊員を目の前にしたときに、相当なプライドの危機に瀕すると思われます。

なお、一般市民の感情として「救急車を出動要請すると大音量でサイレンを鳴らしながら来るので、隣り近所に恥ずかしい」というのがあり(後日、ご近所付き合いの中で「何があったんですか?」と話題にのぼる)、この大音量のサイレンについて「それでも一刻を争ったので呼ぶ必要があった」と覚悟・納得できるか否かも、救急車の適切な使用かどうかを見分ける判断材料になるでしょう。

やはり「代表」は、アスペルガー
しかし、松田代表の投稿に登場する引きこもり当事者が「救急車が大音量のサイレンを鳴らしながら自宅まで来る事が全く気にならない」というのなら、何らかの病気や障害を持っている可能性もあり、「引きこもりの救急車の活用事例」の調査をブログで呼びかける前に、その引きこもり当事者への個別対応が先でしょう。この優先順位のあべこべさからしても、投稿「父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか」において、

上の3点は、アスペルガー気質を自覚する私が苦手とすることで、

との松田代表の記述の、「自身がアスペルガーであるとの自己診断(※医療機関での医師の診断結果ではない為)」は、結構当たっているのかも知れません。ゆえに記述内の

「人の感情や場の雰囲気を把握するのが苦手」「自分が関心を寄せること以外には無頓着で不干渉」

との自己分析も当たっている可能性が高いでしょう。
そうだとすると、不登校情報センターや松田代表は不登校・引きこもり支援には向いていない、とても人に勧められないと個人的には思います。
しかし、引きこもり当事者というのは「変な意味でサービス精神が旺盛」だったりしますから「自分が関心を寄せること以外には無頓着で不干渉」な人から関心を引こうという不毛な努力をする、無駄な事にエネルギーを傾注してしまう事もあるので注意が必要だと感じます。
特にアダルトチルドレンや、機能不全家庭や、毒親などの影響下で育った方は「家庭外の社会でも、合わせるメリット・必要性の全く無い人間に対して、親にしたのと同じように、合わせる努力をしてしまう事が得意」(むしろ彼らに合わせる事は、トラウマのリバイバル(再上演)で結果的に心の傷を一層深める)な点にも注意が必要だと感じます。

元・都知事候補の頓珍漢と重なるもの

不登校情報センターの所在地である東京の、2016年・都知事選挙が終わり、小泉劇場ならぬ小池劇場のすえ、第18代都知事には別名“緑の党(人間の赤い血は流れているのか?緑の血が流れているんじゃないのか?党)”こと小池百合子氏が2位以下に百万票以上の差をつけて大勝しました。
初めから自民党は密かに小池推しで、相応の実績をお持ちで行政経験者の増田氏はダミー(もし当選しても十分使える人材となる)、そして弁護士・宇都宮氏を立候補させない為にクセのあるジャーナリスト・鳥越俊太郎氏をけしかけた(宇都宮氏が当選するのは難しいだろうが、清廉な宇都宮氏が出馬して負けるよりも、鳥越氏が落選したほうが野党共倒・・・じゃなかった野党共闘の鳥越氏が落選したほうが野党全体のイメージ悪化を図れる気がしますので。


都知事と言えばかつて、「シベリア抑留」に関して、こんな頓珍漢な事を仰った都知事候補の方がいたようです。

「強制労働という言葉を使う人がいますが、働いてノルマをさえはたせば食糧を配給してくれるというのが実態であり、それを日本にいた当時は、土方のような仕事をしていた人や、失業者であった人たちは、『ソ連という国は天国だよ。働きさえすればちゃんと食えるんだから』といいますし、仕事もしないで親のスネをかじっていたお坊っちゃんめいた人は『強制労働をやらせやがった』という表現をとるのです」
日本青年出版社『共産主義のはなし』畑田重夫(1968/10/25)

「です・ます」調の一見丁寧な文章に見せておいて、その実は無茶苦茶な内容を、かなり強引な断定文を用いて、(特に文末で)たたみ書ける手法は「どこかで」見た気がしますが・・・

成果主義の否定や、結果の平等や、福祉の充実を謳う、革新思想の人の発言とはとても思えません。
米ソ冷戦下、「●●主義者」という立場上、是が非でもソ連肯定ありきの為の強引な歴史解釈をした結果でしょうか。
「働きさえすればちゃんと食えるんだから天国」。先進国から狩猟採集民族まで、世界中どこだってそうでしょう。働いて通貨を得たり、食料を狩猟採集しなければ、飢える。
「食糧を配給してくれる」・・・近代の戦争において、捕虜を生存させるのは捕らえた側の義務のはずですが、大戦下の国防婦人会の如く「お国が食糧を配給して下さる」的な、思想の左右混沌がみえる無節操さです。

シベリア抑留は、働いてノルマを果たさなければ積極的な死が待っている、という嬉しくないオマケ付きです。「過酷な環境で働いても劣悪な待遇しか保障されず、逆らえば殺される」なら、「労働環境は極めてブラックだが、無事に帰港できれば、陸(おか)での仕事の10倍の報酬が出た」という『蟹工船』以下でしょう(高く売れるカニ缶を作っているのに労働環境ガーッ!これが搾取の構図だゼ!と、あくまでブラック労働を追及し革命へ駆り立てる為の「プロレタリア文学」なので、作品の追及力を減衰させる報酬についての記述はあえて不十分です)。
それ以前に「戦争が終わったのに捕虜を帰国させず奴隷にする」というのは、日本の敗戦についてのポツダム宣言にも反します。

この元・都知事候補者が本を著した時代においては、すでに先進国では「病気障害や貧困スパイラル等で働けない人には、衣食住や文化的に最低限度の生活を営む為の金品を援助する」福祉制度が導入されていました。おりしも本が世に出た1968年(昭和43年)は、「革新自治体の旗艦」として有名な美濃部氏が都知事に初当選(圧勝ムードの小池都知事よりも得票数が多い)した翌年であり、薔薇まき先を土木公共事業から福祉へ転換し、福祉の一層の充実が図られた時代です。そんな時代に「仕事もしないで親のスネをかじっていたお坊っちゃんめいた人」という発言は、現代の引きこもり批判(ひきこもりヘイト)にも通じる雰囲気が有ります。

引きこもり批判(ひきこもりヘイト)で頻繁に登場する「働かざる者食うべからず」という言葉は、かつて左翼陣営の神であるレーニンが、原典となった聖書の「文そのままの意味」を「進歩」させて「労働者に働かせて不労所得をむさぼっている資産家こそ働かざる者だから、彼らこそ食うべからず、である。彼ら富裕層を世界から追い出せ」とぶち上げたのですが、まさかソ連信仰が根強かった当時の革新思想者から「仕事もしないで親のスネをかじっていたお坊っちゃんめいた人」等という現代の保守的な引きこもり批判論(引きこもりヘイト論)とソックリな発言が出ていたのは驚きです。
(「健常者なのに」仕事もしないで「遊んで」親のスネを・・・という趣旨かも知れませんが、そんな資産家のお坊ちゃまは人口比率からして極々一部で、仮にアメリカの富豪が行うようにマスコミに意見広告を出稿しまくって多数派工作を夢想したとしても、件の都知事候補氏が無視できない程度にまで、世論の一端を形成するのは難しいでしょう)


かつての都知事候補の頓珍漢な発言にたがわず、「不登校・ひきこもり支援者だから、絶対に良い人だ」等というバイアスを取り払って、発言や文章をよく観察すれば、内容が頓珍漢な「残念な支援者」は数多くいます。

例の都知事候補氏のように、米ソ冷戦下の●●主義者は「ソ連は絶対に正しい」という前提ありきの、思考停止の状態で論理を展開したので、あのような頓珍漢やチグハグが見られたのだと思われます。
現代の「残念な不登校・ひきこもり支援者」は、
「自分は絶対に正しい(活動家気質の人などは『自分は●●主義者だから絶対に正しい』というバックボーンを下敷きにしている人がまま居ます)」や、
「現実に起こった事をありのまま解釈・咀嚼せず、『自分の描いた理想のシナリオ』に強引に当てはめて問題解決したと見做し、勝手に納得・満足してしまう」からこそ、頓珍漢やチグハグな言動・活動に陥るのだと思われます。
この自己満足的な「支援者」の理想シナリオも、能力不足で社会に適応できない現実から逃避する為に「弱者を支援する道」へ進んだり、能力以上の評価を社会に求める残念な野心家気質――弱者相手でなければ「人の上に立つ仕事が出来ない」、そして特定のイデオロギーを下敷きとして「支援者」の理想シナリオが描かれている場合もあります。

具体例を挙げればキリがありませんので、「例の元・都知事候補者の頓珍漢な発言」と類似したチグハグさの構図を、「支援者」と称する人・団体の発言や文章から見い出すテクニックを心に留め置いて下されば幸いです。