不登校情報センターは和製「ABCC」(原爆傷害調査委員会)

不登校情報センターのフリースペース・ワークスペースの通所者は、松田武己理事長から行動の観察と、不登校・引きこもり体験の聞き取り調査をされ、松田武己理事長の文筆活動および不登校・引きこもり研究の対象・素材として一方的に収集・利用されるだけで終わってしまう。まさに和製ABCC(Atomic Bomb Casualty Commission。原爆傷害調査委員会)
ABCCとは、原爆投下直後の広島で、被爆者を治療するフリをして、被爆データの収集を行っていた米軍の組織のこと。ABCCは被爆者に対して、「標本番号」という神経逆なでモノの番号で管理し、しかも「標本番号」と書かれた識別札を訪れた被爆者に渡していた事が漫画『はだしのゲン』で語られている。主人公ゲン少年はもちろん激怒。
私は後日このシーンを読み返したとき「まるで不登校情報センターと一緒じゃないか!」と驚嘆したものである。

そして、「アメリカ様が責任を取って被爆者を治療してくれる」と勘違いしてABCCに行った被爆者達たちと、「何か良い支援を受けられるに違いない、松田理事長はニコニコしていて大変人柄が良く人そうだもの、なにせNPO団体だもの、文章から優しさが滲み出ているもの、支援団体の長い運営経験があるもの、赤旗で紹介されていた人に悪い人はいないもの」等と意味づけして不登校情報センターに通う引きこもり達の状態像が重なる。

不登校情報センターの理事長・松田武己氏の頭の中もABCCと同じでせう。
不登校・引きこもりの人=自分の標本でありコレクションであり「所有物」。標本ゆえに命は無いものと解釈す、人権も無いもの解釈す(だから個人情報等に対する配慮は不要)・・・