若者をミスリードする不登校情報センターと理事長・松田武己

ワークスペースとパソコン利用 より

>就職難の社会情勢のためにぼやけていますが、若者世代は “自分を生かし、自分のしたいこと”を働き先の企業に求めます。それが満たされない事業所はこの世代からは拒否される時代に入っています。
少子高齢化・人口減少社会の日本で、政財界は、諸外国に倣い、「“落ちこぼれの日本人”よりも優秀な移民」の受け入れを積極的に検討しています。
まず言葉の壁が移民の受け入れを阻むと考えがられがちですが、人口減少=マーケット縮小の日本国内では十分な利益が上げられないと考えている日本企業は、積極的に海外マーケットへの進出を志向しており、社内会議では英語を公用語とするケースも続出し(ユニクロ楽天、日産など)、日本企業の脱・日本語化の傾向が強まっています。

よって、日本人の若者が「働くに値する企業がない」と社会を拒絶したところで、日本で働きたいと考えている優秀な若者が海外から流入し、日本の若者に取って代わります(移民を受け入れていない現時点でさえ、都心の繁華街の店では、片言の日本語で接客する外国人店員を数多く見かけます)。

自分探しに熱心な日本の若者が、いくら駄々を捏ねて早期離職者・ニート・引きこもりになるという実力行使・サイレントテロに打って出たところで、松田武己理事長が望んでいるような社会変革は起こらないでしょうし、そういう「革命の担い手」たるドロップアウトした若者達は、不安定雇用という名の社会の底辺層へと押しやられるだけでしょう。
起こりもしない社会変革に期待を寄せ、起こりもしない社会変革を前提にした「支援」をするというのは、引きこもり当事者の人生を大きくミスリードする事になるのではないでしょうか?