「まんだらけ万引き顔写真公開騒動」の先駆者。法令軽視NPO不登校情報センター

大手の教育産業「ベネッセ」から、同社が収集した顧客の個人情報が大量に流出した問題に関し、同じく「情報提供・相談事業」と称して大量の不登校・引きこもりに関する個人情報を収集している「情報」産業であるところの不登校「情報」センターは、公式ブログを頻繁に更新しながらも、この問題に関して「だんまり」を決め込んでいます。

それもそのはず。
不登校情報センターは過去に「個人情報保護法」違反行為をネットで予告していた経緯があります。
不登校情報センターにとって不都合な情報をネットに書き込んだ人物を特定したので、それを削除しなければ実名と住所を公表する」という脅迫をネット上に載せたのです。

不登校情報センター」理事長・松田武己、「個人情報保護法」違反行為をネットで予告!
http://blog.livedoor.jp/psw_yokohama/archives/52234515.html

ネット上の中傷、誹謗に対して
http://www.futoko.info/zzmediawiki/Center:%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E4%B8%8A%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%82%B7%E3%80%81%E8%AA%B9%E8%AC%97%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6

私的報復のためにネット上に一般市民の個人情報を公表すると脅す行為は、2014年夏、サブカルチャー・ホビーショップの大手「まんだらけ」が、同店からフィギュアを万引きした男性に対し、「商品を返さなければ防犯カメラから取得した顔写真画像をネット上に晒す」と公式サイトで宣言して話題になったものの、警察から「捜査の妨げになる」との要請を受けたとして、顔写真の公開を中止しました。

万引きは明白な犯罪ですが、逮捕もされていない一般市民の顔写真を晒すという行為は「私刑」の域を出ず、死刑の黙認が一般化すれば法治国家の秩序は崩壊しますので、専門家からも「顔写真の公開はやりすぎ」との指摘も出ていました。

万引き犯写真公開は中止― まんだらけの行為を法的に整理する
http://megalodon.jp/2014-0814-1235-54/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140814-00000005-wordleaf-soci
http://megalodon.jp/2014-0814-1236-38/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140814-00000005-wordleaf-soci&p=2

かたや、不登校情報センター。例えばネット上に顔写真が公開される→熱心な人が調べ上げて実名と実住所を割り出してネット上に拡散させる、という行程を経ず、いきなり「実名と実住所の公開」を予告しています。
しかも、その人物のイニシャルと思しきアルファベット2文字は既に公開しています。
さらには、例えば「K」なら「か、き、く、け、こ、きゃ、きゅ、きょ」と8通りの頭文字になりますが、「A」なら「あ」、「F」なら「ふ」と、氏名をぼやかすとされるイニシャルの中には読み方が1通りしかないものがあり、これらはより個人を特定しやすいイニシャルと言えます。不登校情報センターは、なんと、読み方が1通りしかないイニシャルまで躊躇無く掲載しています。
法的に危うい実名の私的公開で直接自らの手は汚したくないが、あわよくば誰かが勝手に特定してネット上にばらまいて欲しいという悪意と攻撃性が満々と感じられます。そしてそれが問題化すれば、法的責任は当の不登校情報センターではなく特定に関与した人物に全て負わせるという狡猾な構図までも読み取れます。

不登校情報センターを支援団として利用する場合、他の団体もそうであるように、個人情報を明かさなければなりません。しかし、不登校情報センターに個人情報を明かすという事は、何らかの不利益を蒙った際、それを告発しようにも、このように「一方的に名誉毀損」として扱われ、その私的制裁で自らの個人情報をネット上に晒されかねないのです。
仮に不登校情報センターに不満があっても、もし告発しようものなら、明かしてしまった個人情報を、不登校情報センター側の私的報復により一方的に公開される事を恐れて、告発できず泣き寝入りしている方々が大勢居るのではないかと私は予測しています。