不登校情報センターにおける「追い出してはいけない」主義の本質

私は病状から、意に反してTVをつけっぱなしで寝落ちしてしまう事がよくあるのですが、かなり短い番組宣伝のTV音声しか聞いていなかったので詳細は不明なのですが、上記タイトル「追い出してはいけない」は、ある不登校の支援団体の代表者の発言のようでした。
恐らく、その支援団体の運営指針で、「どんな子供にも長所は有り、それを見つけて伸ばす。だから、どんな子供でも追い出してはいけない」という意味合いなのでしょう。

「どんな当事者でも追い出してはいけない」は、不登校情報センターの松田理事長も言っていたように思います。
この部分だけを読めば、不登校情報センターがたいへん良い団体、理事長・松田氏がたいへん良い人に思えるでしょう。
しかし、「すぐにでも良い支援者に巡り会いたいと渇望し、自分達にはそういう展開が待っていると思い込まれている当事者・親御さん方の悲しいご都合主義的・性善説的な視点と思惑」を裏切るが如く、不登校情報センターと理事長・松田氏の周辺におけるそれは、決してそのような甘いものではありませんでした。

不登校情報センターにおける「追い出してはいけない」主義を正確に分析すると
「どんな当事者でも追い出してはいけない。誰にでも長所はあるのだから。でも、その人の長所を見つけたり、引き出したり、伸ばしたりするのは全部貴方がやってネ。そして私・松田に逐一報告しなさい。私はそれをネタに文章を書くから。俺は物書きなんだから当然だろ。あと安い(当時)利用料なんだから、それぐらいするのは当然の対価だろ? ともかく、俺は忙しいんだから貴方が動いてくれよ。貴方は“優しい”んだから、俺の気持ちが分かるよね。察して動けよ。“優しい”事だけが貴方の取り柄なんだから」というのが実際です。

不登校情報センターや理事長・松田氏という深入りしてはいけない団体と人物に関わってしまった為に、今日の私の窮状があるのですが、その短いとは言いがたい期間の関わりの中で、
ついぞ「他害傾向や、居場所参加へのドクターストップを受けているような、クセのある当事者について、松田理事長が自ら動いて長所を見い出し、長所を伸ばすように尽力し、その自らの積極的な支援行動を根拠に『あの人は来させないで欲しい』と発言する当事者に対して考えを改めるよう説得する」といった事は一切ありませんでした。

それどころか、松田理事長が自ら動いて長所を見い出したり、長所を伸ばすような尽力もせずに、「その人が嫌なら、貴方が来なければいいでしょ。別に団体はココだけじゃないんだから」で済まされていました。

「どんな当事者でも追い出してはいけない」という「崇高な運営理念」に対して、それを支える為の労力のほとんどは、精神的エネルギーや対人スキルの乏しい当事者へ一方的に丸投げされているのが実情でした。
不登校情報センターや理事長・松田氏の「どんな当事者でも追い出してはいけない」というフレーズの裏側を観察すると、まるで生活苦にあえぐ庶民から重税を搾取する暴君と大差が無いのです。

社会の人々は、金銭の不当取引にはうるさいですが、精神的エネルギーやストレスの不当取引については認識が甘く
不登校情報センターの利用料が低廉というだけで理事長・松田氏を人格者に祭り上げ思考停止する方もいます)
それゆえ「不登校情報センターおよび理事長・松田氏のやり方」がまかり通る土壌が作られているのだと思います。

不登校情報センターおよび理事長・松田氏のやり方は、思考力・自己肯定感・社会経験・コミュニケーション能力等の不足により、無理を無理と言えない要支援者達の無理の上に成立しています。

「無理を通せば道理が引っ込む」という言葉を忘れてはなりません。
様々な無理がまかり通っている不登校情報センターと理事長・松田氏の周辺では何が起こっているのか、よくよく考えを巡らせる必要があります。