実業家・小林一三と、不登校情報センター理事長・松田氏を比較!

松田理事長が、沖縄国際海洋博覧会記念 太平洋横断レースで、シングルハンド(一人乗り縦帆の小型帆船)による太平洋横断の最短世界記録(41日)を達成して優勝した」愛の鞭を振るい過ぎて三食臭い飯・刑務作業付きの更正施設にブチ込まれたた皮肉な教育者――2015年頃の教育界上の知名度で言えば、エベレストの最高齢登頂者としてギネス認定されたクラーク記念国際高等学校の校長先生レベルと比較されても満足して頂けないようなので、社会人必須・日経テスト合格者や、アートディンクのロングセラー企業経営シミュレーションゲームA列車で行こう」シリーズのヘビーユーザーなら知らぬ者は居ない名実業家・小林一三と比較させて頂きます。

「思いつき」と「出たとこ勝負」

両者が「発想力(思いつき)」「出たとこ勝負(リスクを積極的にとる精神)」で行動する部分は似ていると言えなくもないかも知れません。
しかし、当然ながら、色々な点において実業家・小林一三と、不登校情報センター理事長・松田氏は似て非なるものです。

「思いつき」

小林一三は、阪急や宝塚や東宝などの創始者として知られています。
工業化による都市の環境汚染・公害が著しかった大阪市街に住んでいた小林一家が、有馬方面へピクニックへ出かけた際、「こんな空気のよい場所に住んでみたいものですね」と漏らした妻の一言がきっかけで、大阪中心部と、住環境に優れた郊外のベットタウンを結ぶ鉄道構想を小林は「思いついた」のだといいます。

会社の規模が大きくなった後も、小林は平社員でないにも関わらず、駅の改札脇に1日中立ち、乗客達の会話に耳を傾けたといいます。あるとき「仕事終わって疲れてるのに、これから買い物しないといけない・・・」と嘆く乗客の会話を小林は聞き逃さず「それなら駅の中で買い物が出来るようにしたらいいじゃないか」と「思いつき」、これが日本初の駅ビルの原型になったといいます。

実業家・小林一三と、不登校情報センター理事長・松田氏は何が違うのでしょうか。
収入や肩書き以上に、決定的な違いがあります。
それは「人の話をちゃんと聞いているか、どうか」という事です。

実業家・小林一三は、相手側から聞いてくれ、と頼まれていない事柄にまで耳を傾け、ニーズを汲み取り、ビジネスに活かしました。
かたや、不登校情報センター理事長・松田氏は、相手側から聞いてくれ、と頼まれた事柄にさえ耳を傾けず・・・。聞く耳を持たない残念な有様は以下のサイト様でチェックして下さい。
参考サイト:NPO法人「不登校情報センター」への支援依頼の顛末 


「思いつき」には、相手の意見をきちんと聞いた上で生まれる「思いつき」と、相手の意見を聞かずに断行される「思いつき」があります。人々を幸せにできるのはどちらか、考えてみましょう。

「出たとこ勝負」

次に、不登校情報センター理事長・松田氏の口癖でもある「出たとこ勝負」。
いつの世も旅客鉄道は発展した都市同士を結ぶもので、小林が「思いついた」、都心と、未開の郊外を結ぶ鉄道(路線を敷きつつ未開発の沿線に街を作り人々を呼び込む)は当時は前例のない事業手法で「出たとこ勝負」でした。
まず建設費を抑える為に鉄道資材は建設中止により行き場を失っていた資材を安く調達し、庶民(月給取り)でも無理なくすぐに家が買えるよう「月賦払い(住宅ローン)」の仕組みを考案し沿線人口と乗客の早期増加を図りました。それでも経営的には乗客数が不十分だった為、大阪市民を休日のレジャー客として呼び込む戦略を「思いつき」、温泉レジャー施設を作ったものの、お湯が冷たすぎて失敗。しかし、たまたま目にした新聞に「デパートの少女歌劇隊が抜群の宣伝効果を上げている」と知ると、失敗した温泉レジャー施設を劇場にリフォームし、のちの「宝塚歌劇団」となる女学校・兼舞踊学校を作り、生徒から授業料を取るのではなく、劇団員として給料を支払うという仕組みも作りました。
実業家・小林一三の「出たとこ勝負」は――小林自身は小説家志望の人間で銀行業への思い入れは薄かったものの――銀行員時代に培ったソロバンをはじく能力や、「自分がもしサラリーマンだったら、こういう生活がしたい」という顧客目線を意識し、「彼らの望みを叶える事で商売が成立したら素晴らしいではないか」という「ウィン・ウィン」の関係作りの視点に立脚した「結果論」である事が分かります。

いっぽうで、不登校情報センター理事長・松田氏は結果論ではなく「『出たとこ勝負』という『建前・看板が先にありき』」という状態です。そのような不純な動機では物事はたいてい上手くいかないものですが、さらに、その芳しくない結果について、「何もしないよりはいい」とか、「出たとこ勝負から仕方がない」という、見苦しい言い訳と自己正当化に至るまで「出たとこ勝負」という表看板を、失敗や鳴かず飛ばずの言い訳――尻を拭く便所紙にまで使いまわすという、恥ずかしい有様です。
しかも、どうやら松田理事長は、実業家・小林一三のような実績や「何かをやっている感」を演出したくて「出たとこ勝負」という言葉を多用しているように見え、見苦しさに拍車をかけています。当然そんなところから「ウィン・ウィン」の関係は生まれず、どれほど体たらくな運営で引きこもり当事者たちが迷惑しても、、NPO不登校情報センターという組織の維持によって、「松田理事長だけ」は必ず得をするという、「ウィン・ウィン」とは正反対の「ウィン・オウン」という、引きこもり当事者に対する搾取構図が生じていると言えるでしょう。


以下は、宮崎駿監督による根強い人気を誇るアニメ映画『天空の城ラピュタ』の最後のあたりに出てくる、恐怖の力によって世界支配を企む悪役に噛み付く、ヒロインの名セリフです。

「国が滅んだのに、王だけ生きているなんて滑稽だわ」

不登校情報センターでは、利用者=国民は精神的にも将来的にも死に瀕していると例える事が出来、理事長・松田氏は赤貧の民を尻目に、のうのうと生き延びている王様という気がします。同映画でヒロインはさらに「どんなに可愛そうなロボット達を操っても、貴方のやっている事は破綻から逃れられない」的な事も述べますが、可愛そうなロボット達=不登校情報センターから逃れられない引きこもり達、「目に見えない」恐怖の力によって王国を支配している悪役=松田理事長、という残念な構図に置換できるかと思います。